幕内秀夫さんの「美味しい食事の罠」~砂糖漬け、油脂まみれにされた日本人~で印象に残った所を抜き出してみた。

印象に残った本

評論家。茨城県生まれ。

東京農業大学栄養学科卒業。管理栄養士。伝統食と民間食養法の研究をする「フーズアンドヘルス研究所」を主宰。学校給食と子どもの健康を考える会代表。

ホリスティック医学を目指した「帯津三敬病院」で管理栄養士を務める。

粗食をすすめていて、マスコミへの出演、本の出版多数。

参考

幕内秀夫 – Wikipedia

今回読んだ本

・本文で印象に残った所

P42

私たちが通常口にしているふわふわの食パン。

あれは、ほんのわずかな小麦に、砂糖や油脂を加えたものなのです。とうぜん、さまざまな添加物が使われたものも多いのです。

さらに、この食パンにバターを塗って、ジャムを塗って・・・・・とやっていたら、それはもう、主食どころではなく、砂糖と油脂を食べているようなものです。

ほとんど、お菓子なのです。

ところが、そういう認識がない。バターを塗ったパンなど、ご飯抜きの天ぷらを食べているのに等しいんだ、という認識がないわけです。

しっかり食事をとったつもりでいるけれど、でんぷんがほとんど摂取できていない。

P44~45

この清涼飲料水、かなり甘さの強いものが多いのです。これはもう、飲料というよりは、砂糖の点滴です。

同じ量の砂糖の塊であれば、とても口にしようとは思わないでしょうが、液体なので抵抗なく体内に入れてしまっているのです。

そこで私は、一億総点滴時代、と呼んでいます。砂糖の点滴を、何のためらいもなく毎日体内に入れている、その恐ろしさ。

P57~59

子どもの脳が一番喜ぶのは、フライドポテト、ポテトチップスや甘いジュース、アイスクリームといった、油脂や砂糖まみれのものだからです。

その上、油脂や砂糖というのは、脳にとって快楽物質であるため、食べ始めると止まらない、という要素があります。脳がウハウハと喜んでしまって、なかなかストップをかけようとしないのです。まさに「やめられない、止まらない~」の世界です。

美味しいというよりも、気持ちいいという状態といえるでしょう。

自然界に存在する恵みだけで糖分や油分をとっていた頃は、脳が喜ぶといっても、食べられる量に限りがありました。いくら甘くて美味しくても、栗を50個も100個も食べられないでしょう。さんまを10匹も20匹も食べることはできません。

それに、木の実のほのかな甘み、自然界の魚の脂のコクですから、脳が狂喜乱舞するほどの甘みや油脂ではなかったでしょう。しみじみと、その甘さやコクをかみしめ、自然の恵みに感謝した、というところではないでしょうか。

ところが、人工的にぎゅっと精製された砂糖や油脂は、一気に大量に摂取することが可能になってしまったのです。食べても食べても止まらない。満腹になっても、ついつい手が伸びてしまう。

これは、ウハウハ状態の脳の仕業です。

その本能に自らを委ねてしまうのは危険です。

今、かつて人類が経験したことのないような量の油脂や砂糖と出合って、脳が快楽の洪水に溺れているのです。

そもそも油脂や砂糖は、食材ではありません。食材とは、さまざまな成分が混在しているものなのです。

たとえば、ごまには、脂肪も含まれていますが、それ以外にもさまざまな栄養素が混在してごまという食材を構成しています。自然界にあるさまざまな食材は、単一の成分でできているものなどないのです。

ところが油脂や砂糖は、サトウキビや菜種などを精製することによって作り出されるため、極めて特殊な成分になっています。砂糖は炭水化物100%ですし、油脂は脂質100%。自然界にはありえない成分になっています。つまり、薬と同じと考えてください。

薬はなぜ慎重に飲まなくてはいけないのか。それは、人工的に作り出された成分であるため、副作用も含めて、体に強い影響を及ぼすからです。

P66

おかずやお菓子のみならず、主食までもがこれだけ油脂と砂糖まみれになってしまったのは、戦後のわずか50年の間の出来事なのです。栄養改善、油をとろう、たんぱく質をとろう、牛乳を飲もう、小麦製品を食べよう・・・・・と推進してきた結果、主食を食べているつもりで、油脂と砂糖を食べるような食生活になってしまったのです。

主食として油脂と砂糖を食べている。

これが、私が、日本で進行中の最悪の人体実験と呼んでいるものの正体なのです。

P137

体の土台となる主食をおろそかにしているから、体全体が、わけのわからない疲労感や倦怠感にさいなまれる。1章でも取り上げた、30日間マクドナルドを食べ続けたドキュメンタリー映画スーパーサイズ・ミー」でも、自ら実験台となった監督が、食べ始めてから数日後から、イライラや落ち込み、疲労感などを感じていると言っています。

数値的な異常が現れる前に、人間の心や体は微妙な反応を示すのです。こうした危険信号を見過ごしてはいけません。

P178

一日に必要な栄養素の所要量なんてことを考えて食事をすること自体、まったく意味がないと私は思います。なぜなら、今わかっている「栄養素」だって、実は、ごくわずかな部分にすぎないのですから。一日に必要なビタミンの量だとか、カルシウムの摂取量だとか、いろいろな数値が出されていますが、本当のところ、生きる上でどのような栄養素がどれだけ必要なのか、ほとんど解明されていないのが現状です。

P185~186

私は、成分表を見るくらいなら、原材料名を見ることをおすすめします。ここを見れば、実は食パンには砂糖混合ブドウ糖液糖だの糖類だの、マーガリンだのバターだのが入っているということを認識できます。

また、保存料のソルビン酸、甘味料のサッカリン、着色料の赤色〇号などが使われているなら、その商品は極力避けたほうがよいでしょう。

これくらいの知識だけ持っていれば、もう十分です。難しい栄養素の話は、頭から追い出しましょう。

美味しい食事の罠

感想

2007年に初版が発行された書籍で、砂糖と油脂にまみれた食生活を問題提起してる本です。

10年以上前の本とはいえ、現在の自分の食生活を考えると心当たりが多すぎる内容でした。

お弁当は冷凍食品で揚げ物系ばかりですし、清涼飲料水もよく飲みます。

前者は準備が手軽で後者は美味しいからです!

家でも油を使う料理やアイスクリームもよく食べます。

やばい食生活を送ってると思いますが、変えようと思うなら料理を覚えないといけないと思うと果てしなく道のりが遠い・・・・・・。

まず、間食時に食べるのは原材料名を見て油脂や砂糖関係のが使われているのを避ける所から始めたいと思います。

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