日本の難読地名と由来~北海道編~(中編1)

日本の難読地名と由来シリーズ

前編

http://kasibaka.miyagi.jp/2020/03/07/日本の難読地名と由来%ef%bd%9e北海道編%ef%bd%9e前編/

日本の難読地名と由来シリーズ~北海道編~の中編1回目を紹介します。

 北海道の難読地名と由来

寿都(すっつ)

住所

北海道寿都郡寿都町

【由来】※アイヌ語とされるが、諸説あり。

1.アイヌ語の「シュフ」(葦や荻が多い岩崎)の説。

2.永田方正の『北海道蝦夷語地名解』によると、アイヌ語の地名「スッツ」に由来し、語源は「シュプキペッ」

(矢柄に用いる茅のある川)の説。

※また、永田方正は同書で1の説を否定している。

 寿都町 – Wikipedia

 寿都町

熱郛(ねっぷ)

住所

北海道寿都郡黒松内町熱郛

【由来】アイヌ語の「クンネ・ネッ・ペッ」(黒い標木(目印となっている木)の川)の発音が詰まった言葉に由来する。

熱郛駅 – Wikipedia

熱郛駅

熱郛(ねっぷ):難読地名 – 北海道ファンマガジン [ファンマガ]

真狩(まっかり)

住所

北海道虻田郡真狩村

【由来】「真狩」とは真狩村内を流れる真狩川に由来し、真狩川はアイヌ語、「マッカリベッ(またはマク・カリ・ペツ)」で意味は「後ろ・まわる・川」。

真狩川が尻別川から分かれて羊蹄山を取り巻いて流れる様子を意味していると考えられている。

真狩村 – Wikipedia

位置と地勢:真狩村の概要|笑顔咲く ふれあいの村 まっかり

「真狩」の地名の由来

倶知安(くっちゃん)

住所

北海道虻田郡倶知安町

【由来】※アイヌ語とされるが、諸説あり。

1.アイヌ語の「クチャ・アン・ナイ」(狩り小屋のある沢)の説。

2.アイヌ語の「クチャウンナイ」(木の枝でつくった狩人の丸木小屋のある沢)の説。

3.アイヌ語の「クッ・シャン・イ」(くだの(ようなところ)を・流れ出る・ところ)の説。

倶知安町ではこの案を採用している。

「クッ・シャン・イ」が「クッシャニ」となり「クッチャン」(倶知安)となった。

また、「クッシャニ」は「クッチャン」以外に「クドサニ」とも転訛し後に倶登山川(くとさんがわ)になった。

4.アイヌ語の「クッサムウンペッ」もしくは「クッサムンペッ」で意味は「岩崖・のかたわら・にある・川」

現在の倶知安峠にあるクッチャウンペッという小川が由来と推定される。

「足寄」「倶知安」あなたは読める?北海道の難読地名!|「マイナビウーマン」

倶知安(町)(くっちゃん)とは – コトバンク

町の概要 | 町のプロフィール | 倶知安町

倶知安町 – Wikipedia

 神恵内(かもえない)

住所

北海道古宇郡神恵内村

【由来】※アイヌ語とされ、意味も似たようなものだが、紹介文が少し違うので複数掲載する。

1.アイヌ語の「カムイナイ」(神の沢)に由来する。

2.アイヌ語の「カムイ・ナイ」(美しい神の沢)に

由来。

「地形がけわしく、人が近づきがたい神秘な沢」を意味する。

3.、アイヌ語の「カムイナイ」(美しき神秘な沢)に由来する。

神恵内村 – Wikipedia

神恵内村の概要 | 北海道神恵内村(Kamoenai Village)

アイヌ語地名の傾向と対策 (48) 「神恵内・泊・アメリカソリ・堀株」 – Bojan International

神恵内村

積丹(しゃこたん)

住所

北海道積丹郡積丹町

【由来】アイヌ語のシャク・コタン(夏の村)に由来する。

※元は「サクコタン」(夏の部落)と呼んでいたが、転訛し「シャコタン」となったと紹介するサイトもある。

積丹半島 – Wikipedia

積丹町役場 – 積丹町の概要

積丹地名行

南幌(なんぽろ)

住所

北海道空知郡南幌町

【由来】※アイヌ語の「ポロモイ」とされるが、解釈は諸説あり。

1.(湾曲して緩やかに流れる所)の説。

南幌町はこの説を採用している。

2.(川の大きく静かな所)の説。

また、以前の表記は「幌向」(ほろむい)だったが、現在の岩見沢市に同名の地名があって紛らわしいため、町制施行の際に「南幌」となった。

 南幌町 – Wikipedia

南幌(町)(なんぽろ)とは – コトバンク

 南幌町(11)

晩生内(おそきない)

住所

北海道樺戸郡浦臼町晩生内

【由来】※アイヌ語とされるが、諸説あり。

1.アイヌ語の「オソキナイ(オソッキナイ」)」〔川尻の高崖出たる所(川尻・寝台・川)〕に由来。

2.アイヌ語の「オソシケナイ」(川尻・剥げている・川)に由来。

3.アイヌ語の「オショシケナイ」(川口のがけが崩れている川)に由来。

晩生内駅 – Wikipedia

晩生内(おそきない):難読地名 – 北海道ファンマガジン [ファンマガ]

アイヌ語地名の傾向と対策 (62) 「知来乙・札比内・晩生内」 – Bojan International

妹背牛(もせうし)

住所

北海道雨竜郡妹背牛町

【由来】※アイヌ語とされるが、諸説あり。

1.アイヌ語の「モセ・ウシ・イ」(カヤ狩りをする・のが習いである・もの〈場所〉)が転訛したものだとされる。

当初は「望畝有志」と表記し ていた。

妹背牛町ではこの説を採用している。

2.アイヌ語の「モセウシ」(イラクサの茂る所)の説。

3.アイヌ語の「モセユーセ」 (イラクサの茂ったところ) の説。 

妹背牛町(11) 参照

妹背牛(町)(もせうし)とは – コトバンク

妹背牛町(もせうし)とは – コトバンク

秩父別(ちっぷべつ)

住所

北海道雨竜郡秩父別町

【由来】※アイヌ語とされるが、諸説あり。

1・アイヌ語の「チクシベツ(チックシベツ)」(通路のある川)の説。

秩父別町はこの説を採用している。

2.アイヌ語の「チ・クシ・ペッ」(われらの越える川)の説。

3.アイヌ語の「チックシペッ」(泥炭地)の説。

秩父別町 – Wikipedia

秩父別駅 – Wikipedia

 秩父別町 

比布(ぴっぷ)

住所

北海道上川郡比布町

【由来】※アイヌ語とされるが、諸説あり。

1.知里真志保の説では、アイヌ語の「ピピペッ」(石のごろごろしている・川)が転訛し、「ピッペッ」、

「ピプ」あるいは「ピピ」へと変化したとする説。

2.アイヌ語の「ピオプ」(石の・多い・ところ)の説。

3.アイヌ語の「ピプ」あるいは「ピピ」で意味は(沼の多いところ)あるいは(石の多いところ)の説。
昔は湿地帯が多かったことや、石狩川の川床には石が多かったためピプ、ピピが転訛し音訳して名付けられたと考えられている。

比布町はこの説を採用している。

比布町 – Wikipedia

北海道比布町| まちの概要

占冠(しむかっぷ)

住所

北海道勇払郡占冠

【由来】※アイヌ語とされるが、諸説あり。

1.アイヌ語の「シモカプ 」(非常に静かな流れの上流)

あるいは(とても静かで平和な上流の場所)の説。

2.アイヌ語の「シ・ムカプ」(鵡川の本流)の説。

3.アイヌ語の「シュム・カプ」(ヤチダモが多い川岸)の説。

占冠村(しむかっぷ)とは – コトバンク

占冠村 – Wikipedia

北海道占冠村|村の概要| 占冠村のあらまし

苫鵡(とまむ)

住所

北海道勇払郡占冠村上トマム

北海道勇払郡占冠村中トマム

北海道勇払郡占冠村下トマム

※住所などではカタカナの「トマム」表記

【由来】アイヌ語の「トマム」(湿地)あるいは(泥炭地)に由来。

Tomamu Station – トマム駅 – 北海道勇払郡占冠村 – Ekinavi

トマム駅 – Wikipedia

和寒(わっさむ)

住所

北海道上川郡和寒町

【由来】昔は「輪寒」あるいは「和参」とも書かれ、アイヌ語の「ワットサム」あるいは「ワッサム」(ニレの木の傍ら)に由来。
昔、ニレの木が繁茂していたところから名づけられた。

 和寒町 総務課 » 和寒町の概要

和寒町 – Wikipedia 

アイヌ語地名の傾向と対策 (13) 「和寒・剣淵・士別・幌加内・朱鞠内」 – Bojan International

音威子府(おといねっぷ)

住所

北海道中川郡音威子府村

【由来】※アイヌ語とされるが、諸説あり。

1.アイヌ語の「オ・トイネ・プ」(川口のにごっている川)の説。

音威子府川が天塩川に合流する地点が泥で濁っていたことからの命名とされる。

2.アイヌ語の「オ・トイネ・プ」(川尻(を歩くと)・泥んこである・もの(川)」の説。

3.アイヌ語で濁りたる泥川、漂木の堆積する川口、または切れ曲がる川尻に由来。

音威子府村はこれらの説を採用している。

音威子府村 – Wikipedia

村の概要|音威子府村について|音威子府村

咲来(さっくる)

住所

北海道中川郡音威子府村咲来

【由来】アイヌ語の「サク・ル」(夏の通り道)に由来する。

夏季に現在の咲来峠を越えてオホーツク海側へ出る交通路であったことによる。

咲来開拓之碑|北海道応援のブログ

咲来駅 – Wikipedia

札久留(さっくる)

住所

北海道紋別郡滝上町上札久留

【由来】アイヌ語の「サク・ル」(夏道)に由来。

夏に興部川や天塩川の上流の柵留川に越える道であったからとされる。

アイヌ語地名の傾向と対策 (170) 「瀬戸牛・忍路子・札久留」 – Bojan International

雄信内(おのっぷない)

住所

北海道天塩郡天塩町雄信内

【由来】雄信内川を指すアイヌ語の「オヌプウンナイ」(川尻に・原野・のある・川)に由来する。

なお、アイヌ語地名研究家の山田秀三さんは、旧図には「ヲヌフナイ」とあることから、「オヌプナイ」と略して呼ばれたと推察しており、「雄信内」はこの「オヌプナイ」に字をあてたものであると考えられる。

雄信内駅 – Wikipedia

敏音知(ぴんねしり)

住所

北海道枝幸郡中頓別町敏音知

【由来】アイヌ語の「ピン・ネ・シリ」(男の山)に由来する。

※付近に二つの目立つ山があり、そのうちの片方がアイヌ語で「ピン・ネ・シリ」(男の山)と呼ばれていた。

もう片方の山は下記である

敏音知駅 – Wikipedia

廃線跡めぐり~中頓別町の天北線跡 | 北海道Likers

敏音知岳(ピンネシリ岳) | 北海道Style

 松音知(まつねしり)

住所

北海道枝幸郡中頓別町松音知

【由来】アイヌ語の「マツ・ネ・シリ」(女の山)に由来する。

※付近に二つの目立つ山があり、その内の片方がアイヌ語で「マツ・ネ・シリ」(女の山)と呼ばれていた。

もう片方の山は上記である。

松音知駅 – Wikipedia

松音知駅 – 松音知駅の概要 – Weblio辞書

枝幸(えさし)

住所

北海道枝幸郡枝幸町

【由来】アイヌ語の「エサウシイ(エサウシ)」(頭が・浜に・ついている・所)すなわち「岬」に由来する。

枝幸町 – Wikipedia

枝幸町について

枝幸町のアイヌ語地名 – Bojan International

止別(やんべつ)

住所

北海道斜里郡小清水町止別

【由来】※アイヌ語とされるが、諸説あり。

1.アイヌ語の「ヤムぺッ」(冷たい・川)に由来。

 ※アイヌ語で「冷たい川」は「ヤム・ワッカ」ともされる。

2.アイヌ語の「ヤワアンペッ」(内地の方・に・ある・川)に由来。

止別駅 – Wikipedia

止別駅 | 北海道Style

 感想

今回のでは咲来・札久留の由来の意味が同じだったり、

敏音知・松音知のように対をなしている地名も交えて紹介しましたが、どうだったでしょうか?

バラバラよりも分かりやすくて良かったんじゃないでしょうか?

それも、私が見直す時に一緒に紹介しといた方が探したりする手間がないからです!

ええ、自分のためです。

でも、誰かの役に立っていれば嬉しいです。

続編

http://kasibaka.miyagi.jp/2020/03/07/日本の難読地名と由来%ef%bd%9e北海道編%ef%bd%9e%ef%bc%88中編2%ef%bc%89/

http://kasibaka.miyagi.jp/2020/03/07/日本の難読地名と由来%ef%bd%9e北海道編%ef%bd%9e%ef%bc%88後編%ef%bc%89/

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